庭から飛び出した枝葉を整えるなら、作業に合わせて選びたいのが、ヘッジトリマーと剪定ばさみ。

生垣をそろえる作業と、果樹の枝を1本ずつ切る作業で持ち替えると、庭の手入れが進めやすくなりますよね♪

でも、いざ探してみると、「電動のヘッジトリマーがあれば、剪定ばさみも要らない?」とか、「長い柄の刈込ばさみとは何が違う?」と迷ってしまう方も多いはず。

疑問の表情をしたシバボー シバボー
庭木を切る道具は、どれからそろえたらいいの?

用途が合わない道具では、残したい枝まで切ってしまったり、広い生垣を1本ずつ切るのに時間がかかったりすることも。

結論からいうと、生垣の面をまとめて整えるならヘッジトリマー、枝を選んで切るなら剪定ばさみ、手作業で小さな生垣を整えるなら刈込ばさみが候補です。

シバボー シバボー
面をそろえるか、枝を選ぶかで分けてみよう!

そこでこの記事では、ヘッジトリマーと剪定ばさみの違いを、刈込ばさみも含めて比較し、庭の作業に合う使い分けを解説します!

この記事を読めば、今ある道具で足りる作業と、買い足すと助かる道具を判断できますよ♪

というわけでこの記事は、「ヘッジトリマーと剪定ばさみの違い!刈込ばさみも含めて使い分けを解説」について書きました。

この記事がおすすめな人

  • ヘッジトリマーで庭木の剪定をどこまでできるか知りたい方
  • 剪定ばさみと刈込ばさみを混同している方
  • 生垣用の電動工具を買うか、手動のはさみで始めるか迷っている方
  • 庭木と果樹に使う道具を、無駄なくそろえたい方

それでは、3種類の道具の違いを紹介していきます。

最初に比べたいのは、切断力の大小よりも、刃をどこへ運ぶ道具なのかという点です。

比較項目ヘッジトリマー剪定ばさみ刈込ばさみ
得意な作業生垣や植え込みの面をそろえる枝を1本ずつ選んで切る小さな生垣や低木の輪郭を整える
刃の動き動力で長い刃を往復させる握って枝を挟み切る両手で長い柄を開閉する
狙う範囲外へ伸びた細い枝葉をまとめて切りたい枝と切断位置を個別に刃で挟める範囲の細い枝葉
作業中の負担本体を支える重さ・振動握る力と開閉の繰り返し両腕で柄を開閉する動作
準備充電・電源・燃料など方式に応じた準備刃・ロック・開閉状態の点検刃・柄・接合部の点検
別の道具が必要な場面太枝や、残す枝を選ぶ剪定広い面の一括刈り込み、能力を超える枝太枝や込み合う内部の枝の整理

「ヘッジトリマー」と「生垣バリカン」は、同じ種類の道具に使われる呼び名です。

一方、剪定ばさみと刈込ばさみは、どちらも手動でも得意な仕事が違います。

シバボー シバボー
剪定ばさみは枝を選ぶ係、刈込ばさみは輪郭を整える係だね♪

英国王立園芸協会(RHS)も、小さな生垣には手動の刈込ばさみ、大きな生垣には動力式のヘッジトリマーを使い分けています(生垣の刈り込みガイド)。

ヘッジトリマーと剪定ばさみは、切る目的で使い分ける

庭の広さだけで決めるより、目の前の木をどう仕上げたいかを先に考えると選びやすくなります。

生垣の表面をまとめてそろえるならヘッジトリマー

道路沿いの生垣など、細い枝葉が広い範囲から飛び出している場所は、ヘッジトリマーが得意な作業です。

長い刃を仕上げたい面に沿わせられるので、剪定ばさみで枝先を1本ずつ探す手間を減らせます♪

  • 生垣の天面や側面から伸びた枝葉をそろえたい
  • 同じような刈り込み作業が続く場所を手入れしたい
  • 細い枝葉の輪郭を保ち、形を整えたい

ただし、葉の奥に太い枝やフェンスの針金がある場所へ、そのまま刃を押し込むのは危険です。

先に内部を確認し、太枝と異物を取り除いてから刈り込みましょう。

電源や刃の長さまで絞りたい方は、ヘッジトリマーのおすすめと選び方に機種ごとの違いをまとめています。

果樹や庭木の枝を選んで切るなら剪定ばさみ

枝分かれを見て不要な枝を切る場面では、切断位置へ刃を入れやすい剪定ばさみを選びます。

生垣の外形をそろえる作業と違い、残す枝と切る枝を区別しながら進められるのが利点。

シバボー シバボー
残したい枝があるときは、1本ずつ狙って切ろう!

筆者もぶどうや桃の剪定、びわの収穫などで、いろいろなはさみを使ってきました。

軽い力でカットできるものが使いやすく、枝用の1本を探すなら、刃が開いたときに無理なく握れるかも比べてみてください♪

全長・重さ・切断目安を比べたい方は、手動の剪定ばさみおすすめから候補を選べます。

小さな生垣や低木を手作業で整えるなら刈込ばさみ

充電の準備をせず、庭の一角を少し整えたいときには刈込ばさみが候補になります。

長い柄を両手で開閉しながら、細い枝葉を挟んで輪郭を作る道具です。

  • 小さな生垣や低木の飛び出した部分を整える
  • 少し切るたびに離れて、全体の形を確かめる
  • 電池や延長コードの管理を増やさずに手入れする

筆者にも手動の刈込ばさみを使った経験があります。

手動は柄の開閉、電動は本体を支える動作が続くので、自分が負担に感じる動きも選ぶ材料にしましょう。

刃や柄の長さを選ぶポイントは、刈込ばさみのおすすめと選び方で確認できます。

庭の作業別に、先にそろえる道具を決めよう

3種類を一度に買うよりも、普段いちばん多い作業からそろえる方が、道具を持て余しにくくなります♪

庭でやりたいこと先に選ぶ道具補助に使う道具・判断
果樹や庭木の不要な枝を整理剪定ばさみはさみで無理のある枝は剪定のこぎり
小さな生垣や低木を少しずつ整える刈込ばさみ太枝や細部の整理には剪定ばさみ
長く続く生垣の外形をそろえるヘッジトリマー先に太枝を処理するはさみやのこぎり
大きな葉をなるべく切らずに整える剪定ばさみ葉の途中ではなく、枝の位置を選んで切る
地上から切る場所を確認できない作業方法を見直す背伸びや片手作業をせず、専門業者へ相談

大きな葉の常緑樹は、長い刃で面を刈ると葉の途中も切れ、切断面が目立つことがあります。

葉の形を残したい場所は、剪定ばさみで枝ごとに位置を選ぶと仕上げやすくなりますよ。

シバボー シバボー
葉を残す仕上げと、面をそろえる仕上げも分けて考えよう♪

マキタの対応電池を持っていて、電動式を買い足したい方は、マキタのヘッジトリマー比較から電源・重さ・ハンドルを比べてみてください。

果樹の手入れが中心なら、果樹に使う剪定道具の選び方が参考になります。

太い枝は先に処理し、細い枝葉の刈り込みと分ける

ヘッジトリマーを選ぶときに、特に間違えやすいのが「電動だから太枝も任せられる」という考え方です。

切断径の数字だけで押し込まない

例えば、マキタMUH307D・MUH367D・MUH407D・MUH467Dの説明書では、直径10mm以上の枝は、あらかじめはさみで切るよう指示されています。

これは該当機種の条件なので、自分の機種でも説明書の刈り込み方法を確認してください(マキタ取扱説明書・30ページ)。

シバボー シバボー
歯の隙間に入るかより、説明書の切断条件が先だよ!

枝の硬さや乾燥状態でも負担は変わるため、刃が止まる枝へ繰り返し押し付けないでください。

切る予定の太枝は、対応する剪定ばさみや剪定のこぎりで先に処理します。

枝が詰まったら、電源を切り離してから確認する

枝がかみ込んだときは、スイッチを切って刃の停止を確認し、充電式はバッテリー、コード式は電源プラグを外します。

エンジン式は取扱説明書の停止・点検手順に従い、熱い部分にも触れないようにしてください。

  • 通電・運転したまま枝や葉を引っ張らない
  • 刃へ直接手を入れず、説明書の異物除去手順に従う
  • 刃の変形・欠け・異常音がある場合は使用を中止する
  • 取り除けない異物や故障は、販売店へ点検を依頼する

無理にこじって動かすよりも、原因を確認してから再開する方が、刃を傷める失敗を防げます。

安全装備と片付けまで含めて使い分ける

刃物を持ち替える作業では、使っていない道具の刃先と置き場所にも気を配りましょう。

手袋だけでなく目と足元も保護する

保護メガネと作業に合う手袋を着用し、足元は滑りにくい靴で安定させます。

ヘッジトリマーは取扱説明書に従って指定のグリップを保持し、枝を片手で支えながら運転しないでください。

筆者が所有するショーワグローブの作業用手袋
筆者が普段使っているショーワグローブの作業用手袋。

筆者はショーワグローブをよく使っており、グリップ力とフィット感が気に入っています。

ただし、一般的な作業用手袋には刃との接触を防ぎ切る保護性能はないため、手を刃の進路へ近づけないでください。

シバボー シバボー
刃の位置が分からない場所では、いったん作業を止めよう!

体を大きく乗り出す高さや足場では作業を避け、地上から無理なく手入れできる範囲にとどめましょう。

刈った枝葉を回収し、刃を覆って収納する

枝葉の回収袋や掃除道具を先に用意しておくと、切り終わった後の片付けへ移りやすくなります♪

使い終えた道具は、安全に停止・電源を切り離したうえで、説明書に沿って樹液や汚れを落とします。

  • ヘッジトリマーは刃の停止と電源の切り離しを確認してカバーを付ける
  • 剪定ばさみは刃を閉じ、ロックやケースで刃先を保護する
  • 刈込ばさみは長い刃が通路へ出ない場所に収納する

細い枝の束や落ち葉をどう片付けるかは、剪定枝の処分方法も参考にしてください。

剪定ばさみの樹液汚れが気になる方は、剪定ばさみのお手入れ方法へ進むと、清掃から保管まで確認できます。

ヘッジトリマーと剪定ばさみのよくある質問

ヘッジトリマーがあれば剪定ばさみは不要ですか?

生垣の面を整える前の太枝処理や、枝を選んで切る作業には剪定ばさみが役立ちます。

両方を使う庭なら、面の刈り込み用と枝の整理用で組み合わせると作業を分担できますよ♪

電動剪定ばさみとヘッジトリマーも別物ですか?

別の道具で、電動剪定ばさみは動力で刃を開閉し、枝を1本ずつ挟んで切ります。

握る作業が多い方は電動剪定ばさみの選び方も候補になりますが、切断部へ指を近づけない操作が必要です。

初心者は手動と電動のどちらから始めるとよいですか?

枝を選ぶ剪定が中心なら剪定ばさみ、小範囲の刈り込みなら刈込ばさみから選ぶと用途がはっきりします。

長い生垣を繰り返し整える庭なら、保持できる重さのヘッジトリマーも比べましょう。

ヘッジトリマーと剪定ばさみの違い:まとめ

この記事は「ヘッジトリマーと剪定ばさみの違い!刈込ばさみも含めて使い分けを解説」について書きました。

迷ったときは、次の3つから作業を選ぶと必要な道具を絞れます。

  • 広い生垣の面をそろえるなら、ヘッジトリマー
  • 庭木や果樹の枝を1本ずつ選ぶなら、剪定ばさみ
  • 小さな生垣や低木を手作業で整えるなら、刈込ばさみ
シバボー シバボー
まずは、庭でいちばん多い作業に合う道具をそろえよう♪

今ある道具でできる範囲を確かめ、負担になっている作業を補う1本・1台を選んでみてください♪

自宅の庭に合う組み合わせで、枝葉の手入れを進めていきましょう♪

参考資料